タンゴは、1880年頃、ラプラタ川の両側、ブエノスアイレスと、ウルグアイの首都モンテビデオを中心に生まれました。
当時のブエノスアイレスは、イタリア、スペイン系を中心とした、ヨーロッパからの移民や、アルゼンチン内陸部からの移住者、アフリカ系の人々など、様々な人種の人びとであふれていました。タンゴはそういった環境の中、ブエノスアイレス南部地域で貧しい労働階級の人々を中心に様々な文化が混じって生まれましたといわれています。
タンゴは、アフリカの、カンドンベ、キューバのハバネラ、アルゼンチンのフォルクローレ、ブラジルの音楽、その他、様々な影響を受けて生まれましたようです。貧しい人々が日々の生活の辛さを紛らわすために踊りました。
タンゴは、始めは労働階級の人々が娼婦と踊ることが多かったようです。当時、港のあったのボカでは、練習のために男同士が、おぼろげな街燈の灯りの下で踊る姿が見られたりもしたようです。
タンゴ発祥のころは、ギター、フルート、バイオリンを使ってタンゴが演奏されていました。その後、移民によってバンドネオンが持ち込まれました。その音色はいまではタンゴ音楽に欠かすことの出来ないものとなりました。