南極大陸は、世界の最南端にある、1年中氷と雪に囲まれた厳寒の地です。この地には20世紀初頭に、何人かの未踏の地域を目指す探検家たちが南極点を目指しました。
イギリスの探検家、ロバート・スコットは、1910年6月、イギリスを出発し、1911年1月25日から、25名の隊員、19頭の馬、30頭の犬とともに、越冬を開始し、極点到達のための様々な準備を行いました。
ノルウェーの探検家、ロアルド・アムンゼンは、1910年8月、北極を目指しノルウェーを出発。途中大西洋上のマデイラ島滞在時に、目的地を南極に代えました、というのも、アメリカ人のピアリーがすでに極点到達を果たしたからです。そして1911年1月9日、南極大陸に到達、越冬基地を建設しました。9名の越冬隊員は、南極へのルートの開拓、犬の訓練などの準備を行いました。
そして、1911年10月15日、アムンゼンと、4人の隊員が、52頭の犬とともに越冬基地を出発し、南極点に向かいました。対するスコットも、1911年11月1日に越冬基地を出発しました。
最初に南極点に到達したのは、ノルウェー人のアムンゼン隊でした。1911年12月14日午後3時のことでした。3日間、極点に滞在した後、1912年1月25日に、越冬基地であったフラム・ハイムに、無事たどり着きました。
スコット隊が南極点に着いたのは、アムンゼン隊から遅れること約1ヶ月、1912年1月16日、しかしアムンゼンが到着した後で、アムンゼン隊の残した目印を発見することになります。そして、帰路は悪天候により、越冬基地に帰ることはできず、帰らぬ人となりました。
後に南極点上に設置された、アメリカの基地は、アムンゼン・スコット基地と名づけられました。